マンガ的!

レコードジャケットに見るマンガ感の源流


 私たちの日常生活において、「あの人マンガみたい」「あいつのやっていることは、まるでマンガだよ」、といった表現がなされることがあります。人々は日常生活で目にする光景に、理論ではなく、無意識下のうちに「マンガ的ななにか」を感じとり、微かなる胸騒ぎを感じているようです。
 いまやマンガは人々の生活の隅々にまで浸透し、空気のような存在と化しています。現実の日常生活は作者を通じ、マンガに多大なる影響を与え、また現実を生きる人々は、作者の作り出すマンガに多大なる影響を及ぼされています。マンガと現実の日常生活は、決して終わることのないメビウスの輪のような関係となったと言えるのではないでしょうか。
 マンガの魅力のひとつに、「現実からの飛躍」というものがあげられます。現実の世界では「無理がある」と思われている「光景」や「行動」が目前で展開されるとき、人々はそれに魅せられ、ときには感動すら覚えます。それが、マンガをマンガたらしめている「マンガ的ななにか」の正体です。それは、「マンガ感」と置き換えてもいいでしょう。
この「マンガ感」を日常生活に垣間見る。これがこの連載のテーマです。
今回は、歴史の針を戻し、レコードジャケットの中にちりばめられていた「マンガ感」をセレクトしてみました。
ほら、あなたの家にもマンガ的!
現実とマンガ世界の、胸騒ぎたっぷりのコラボレーションを心ゆくまでお楽しみ下さい。

「マンガ的!」エクスプローラー 中丸謙一朗

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